精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

HSP 繊細さんはつらいよ

最近職場の人間関係がちょっと嫌になってきて体調を崩して2日休んだOKDです。
障害者雇用で働き始めてから1年4ヶ月が経ったのですがついに精神的に落ちました。
原因は職場の左右にいる人がちょっと苦手で、私にとって苦痛な行動を頻繁にやっていてそのストレスからだと思います。

その1つは毎日ブツブツと独り言で文句を言っている上司です。
私に向かって言っているわけではないのですが誰かがミスをすると「疲れるわ~」「だるいわ~」「バカじゃない」など文句を言っているんですね。
電話相手だったり本人直接言うことはあまりないんですがそれを隣で聞いてるのがストレスです。

もう1つは言い方がキツイ50代女性です。
以前聞いたことを忘れてしまったときも「この前言ったよね?」とかキリが良いところまでやろうと数分残業してると「今日やらなくてもいいことなら明日にして帰りなよ」とかキツイ言い方で言ってきます。
説明しようと「あと少しでキリが良いのでそこまでやったら帰ります」と言うと「そうやって体調悪くなるんでしょ。体調管理も仕事のうちだから」と数日前に体調を崩したときに言われ、正直あなたのせいでストレスだよと思いつつも何も言えず。
こういうタイプは自分より立場が上の人にはあまり強く言わないのに後輩には強く言ってくるからイラッとします。

障害者雇用で働き始めてから1年4ヶ月、いままでの職場でも1年を過ぎたころに行くのがしんどくなってしまうのですがこういったストレスの蓄積が原因なのかなぁと思うようになりました。
そんなときに少し前に話題になったHSPについて書かれた「繊細さん」の本を読んで、私がしんどくなってしまうのはHSP気質だからだと思ったので今回はHSPについて書きたいと思います。
私と同じように人間関係で苦しんでいる方にはぜひ読んでほしいです。

 

HSPとはHighly Sensitive Personの略で「繊細な人」という意味です。
これは病気や障害ではなく生まれながらの特性になります。
世界的に見ると日本人は割合が多く、5人に1人はHSPだと言われています。
特徴として以下の4つがあげられます。

1. 物事を深く考える
2. 過剰に刺激を受ける
3. 共感力がある
4. 些細なことに気付く

こんなこと誰でも当てはまるよと思う人もいるかと思いますが、これらの点が人よりもずっと強いんです!
そのため鬱や自己否定になりやすくなります。

私の職場での例でいうと
「体調管理も仕事のうち」と言われたことで体調が悪くなってはいけないと思い、実際に体調が悪くなっても仕事に行って悪化しました。
その一言が頭の中で繰り返されてしまい長時間ストレスを受けた状態になってしまいます。(物事を深く考える)
そもそも体調が悪くなったこと自体がその発言による原因の可能性もあります。(過剰に刺激を受ける)
上司の独り言文句で嫌な気分になってしまう(共感力がある&些細なことに気付く)
が当てはまります。

繊細さんの本を読むまでは世の中の人は同じような感覚を持っているけど受け流したり発散させることが上手くできているのかと思っていました。
しかしこの本を読んでそもそも感覚が違うのかもしれないと思うようになりました。
5人に1人のHSP5人に4人はHSPではなく大多数はこちらなんです。
この事実を知るだけで自分が弱いわけではないんだと思えたことはかなり心がやすらぎました。
同じような感覚で苦しんでいるの方がいたら周りは自分と同じ感覚ではない可能性があることをぜひ知っておいてほしいなと思います。