精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

強い不安が押し寄せる!うつ病の40%が併発、不安障害について知ろう

最近不安を感じたことはありますか?
比較や競争など評価されやすい現代社会ではストレスから不安を感じる機会がとても多くあります。
特に実家から一人暮らしに変わったときや新しい会社で働き始めたときなど環境が大きく変化するときは誰しも不安や心配になりやすいと思います。
しかし、この不安障害は一般的な不安や心配以上に些細なことで強く不安が表れ、日常生活や仕事などに支障をきたすものになります。
今回は不安障害について私の実体験も含めて対処法などを書いていきたいと思います。

不安障害とは

不安障害は不安や恐怖を症状とする精神障害の総称です。
パニック障害社会不安障害はわりと知られている症状かと思います。
うつ病で自己肯定感が低くなると不安障害も併発しやすく、うつ病など精神病を患っている人の10人に1人は不安障害を併発しているというデータがあります。

狩猟生活をしていた頃は肉食動物など敵からの危険回避や冬場に備えて食べ物を貯蓄するなど従来不安や恐怖は生存するために欠かせない感情でした。
しかし、そういった危険がほとんどない現代では不安は恐怖が強いことは日常を生きづらくしてしまうのかもしれません。
不安障害のある人は客観的に見れば大したことがない状況でも過度に不安になったり、まだ先のことや過ぎたを振り返り長時間不安な状態が続いてしまうのが特徴です。

不安障害の原因については遺伝や性格などが挙げられていますがまだはっきりとした原因はわかっていません。
しかし小さい頃の環境やトラウマから否定的な思考になりやすかったり、些細なことにも敏感で心配しやすい人がなりやすいと言われています。

どんな症状が出る?不安障害の種類

不安障害の症状や発症するシーンは様々です。
いくつかの症例を出してみます。

社会不安障害

社会不安障害は発表やスピーチなど人前に出るシーンで強い不安を感じてしまいます。
失敗しないか、スムーズに話せているかといった不安を考えてしまうことで緊張、赤面、どもりなどの症状が出てきます。
そのため人前に出ることが苦痛になり、症状が出ないようにそういったシーンを避けることが増え、より人前に出るのが苦手になっていく人も多くいます。

パニック障害

急に動悸や息苦しさ、呼吸困難といった症状がでるのがパニック障害です。
その症状の苦しさから症状が出やすいシーンを回避するようになります。
電車や行列に並ぶなど人混みの中で起きるほかエレベーターやトンネルなどの閉鎖された空間で起きる場合もあるそうです。

全般性不安障害

「仕事で大きなミスをしたらどうしよう」「貯金がなくなったらどうしよう」「生きていけなくなったらどうしよう」といった様々なことにたえず不安になってしまうのが全般性不安障害です。
起こっていない未来のことや過去のことなど誰でも不安になることもある内容ですが、その不安度合いが強く長いあいだ続いてしまいます。

強迫性障害

「電気は消してきたか?」「ちゃんとドアの鍵を閉めたか?」など行動ができていたか不安になってしまい何度も確認してしまったり、物の配置がきちんと揃っていないと不安になってしまうのが強迫性障害です。
度を過ぎた確認や配置へのこだわりが日常生活に支障をきたしていきます。

私の不安障害

現在の仕事で週イチでまわってくる朝礼の当番のときに起こります。
朝礼では今日の一言があるのですが10人くらいの前で話すだけでも朝から不安で何の話題にしようか、どのように話そうか頭の中で何度も繰り返してそのことしか考えられません。
実際に話すときも手や声が震えたり、息をするタイミングがわからなくなります。
一言で良いので1分ほどで終わるためそこまでストレスはないのですが、前職ではフリートークを20分ほどしなければならなかったので大変なストレスでした。

ほかには将来がとても不安で働けなくなったり自殺未遂をしたこともあります。
うつ病の人の多くは将来が不安かと思います。
この先一人で生きていけるか不安だったり、パートナーと続けていけるか不安だったり。
現実に向き合うほど苦しく絶望的で現実を見れなくなっていきました。

不安障害はストレスが原因?

不安障害の原因には遺伝や性格など様々な原因が考えられていますがハッキリとした解明はされていません。
しかし有力な説の1つとして脳の神経伝達物質であるセロトニンの不足によることがあげられています。
セロトニンは幸せホルモンとも言われていて、気分の安定にも関わっています。
そのためストレスや寝不足などでセロトニンが不足すると不安や緊張を強く感じるようになってしまいます。

不安障害を軽減させる!今日からできる対処法

不安障害を軽減させるにはストレスを減らしたりや体をリラックスさせる方法を日常的に取りいれるのが良いとされています。
私が最近取り入れている方法を書いていきたいと思います。

生活リズムを整える

食事の時間、寝る時間と起きる時間、運動、寝る前の行動などこころとからだに負担をかけないように心がけるのが大切です。
私も1ヶ月前から気をつけているのですが、常に行うのはなかなか難しいです。
寝る前に食べない、寝る90分前にお風呂から出る、寝る前にスマホを見ないといった寝る前の行動は意識すれば割と行いやすいです。

リラックスする方法を身につける

自分にとってのリラックス法を探しましょう。
以前まで体を癒やすことに特に興味をもっていなかったのですが、こころもからだも気持ちよくさせることはすごく大事なことです。
癒やし体験には高額なものも多いですが、安価なものからでも試してみてください。
私がおすすめしたい方法をいくつかご紹介します。

温泉、岩盤浴

安価な癒やしといえば温泉です!
「お風呂は命の洗濯」というミサトさんの名言があるくらいです(笑)
少し遠出して温泉に入るのも良いですし、都内の銭湯の中には天然温泉の場所もありますよ。個人的には露天風呂が夜空を見上げられて気持ちが良いので好きです。
都内の銭湯であれば500円ほどで入浴できると思います。
またちょっとリッチにスーパー銭湯に行くのもおすすめです。2000円ほどしますが、食事処や漫画やwifiが完備された休憩スペースもあり一日中いることができます。

めぐりズム

睡眠時に目元を温めてくれる商品です。
光を遮るためのアイマスクとしての効果もあります。
ラベンダーやローズなどの香り付きもありアロマオイルの代わりにもなり睡眠導入に効果抜群です!
私も目が疲れているときや寝付きにくいときに使用していますがとても気持ちよく休めます。

アロマオイル

アロマオイルは香りの種類によってストレス解消、安眠、リラックスなど様々な効果があります。
寝る前に枕に数滴垂らせば嗅覚から脳へ届き心地よい気分になれます。
香りの力は偉大です!(笑)

障害についての知識を得る

不安障害を対処するには不安障害について知っていなければなりません。
このブログを訪れてくれた人はきっと不安障害について調べなきゃと思って辿り着いたのだと思います。
インターネットはたくさんの情報が探せますが、私は本を読むこともおすすめします。
本というのはネットよりも信憑性も高く詳しく書かれているため少なくとも1冊は不安障害についての本を読むと良いでしょう。
私がおすすめの本は「不安障害がよくわかる本」と「マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法」です。
あまり本を読まない人はマンガから読んでみると良いと思います。

本を読むのが苦手な人は本を聴くaudibleというアプリも検討してみてください。
通勤通学の時間、お風呂の時間、寝る前の時間など何かをしながら聴けます。
今なら30日間無料体験が可能で期間中に解約すれば無料で1冊聴くことができおすすめです。
audibleで聴くなら「不安をなくす技術」や「「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法」が良かったです。

まとめ

不安障害は日常生活に支障をきたすことも多く、行動が制限されてしまうこともあり少しでも改善させたいかと思います。
そのためには良い睡眠、良い食事など当たり前のことですが現代社会では出来ていない人も多いので、からだとこころを万全に整えてみてはいかがでしょうか?
私自身も最近睡眠の質に意識をして寝る前の行動を整えているのですが以前より体のだるさが減少しました。
ちょっとした意識で体に変化が起きるかもしれませんのでぜひ一度試してみてください。