精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

読むと役立つ!障害者関連のおすすめ本

日本には障害者雇用障害年金など、知らないと損する制度やサービスがいくつもあります。
今ならインターネットで調べるのも1つの手段ですが、私がおすすめしたいのは本を読むということです。
本で調べるメリットは自分が全く聞いたことがない制度やサービスを知ることができ、ある程度内容もわかるという点です。
自分が利用できそうな制度があった!となってからインターネットでさらに詳しく調べてみると良いと思います。
今回は私が役に立った本を2冊、ポイントと共に紹介しますので是非読んでみてください。

障害のある子が将来にわたって受けれれるサービスのすべて

この本は障害のある子どもが親が亡くなったあと自立して生きていくための制度やサービスが紹介されている本です。
行政書士、社会労務士の著者が子どもがトクをして生きていけるようにしたいという想いで執筆されていて、親のみならず障害者当人も読む価値のある本です。

ポイント①:幼児、青年、老後まで!その時々に合ったサービスがわかる!

自分の子どもに障害の可能性を感じた場合にどこに相談すれば良いのかすぐに思いつきますか?
相談する窓口は児童相談所、保健所、福祉事務所など多々あります。
子どもの違和感を感じたら些細なことでも一度相談してみると良いと思います。
障害がある場合は少しでも早くその子に合わせた育て方やサービスを受けることが本人にとってベストです。
またこの本の終わりのほう親が亡くなったあとに利用したいサービスが書かれています。
遺言や遺産、資産運用など親が亡くなる前に考えておきたいこともチェックしておきたいです。
このように年齢に合わせて必要なサービスは変化していくのでザッと知っておきましよう。

ポイント②:働く際に使えるサービスがわかる!!

ある程度の年齢になると働くことになると思います。
障害の度合いによって働き方を考えていった方が無理なく長く続けられるでしょう。
そのために就職の相談ができるハローワークや障害者就業支援センターなどの窓口や就職のための職業訓練施設の紹介をしています。
一定数の障害者を雇用している特例子会社、就職が決まらなかった場合に働ける就労継続支援A型・B型、自宅で働ける在宅就業支援など一般の会社とは違った選択肢があることを知ることができます。

ポイント③:障害者手帳のサービスがわかる!!!

取得すると税金の控除、公共料金、交通機関の割引が受けられます。
またポイント②に書いてある障害者雇用での就職をするには必須です。
障害者手帳はこのようにメリットがたくさんありますがデメリットはというと手間と費用くらいしかありません。
障害をもっている方なら取得できるか必ず調べましょう!

障害者手帳のメリット・デメリットに関しては過去に記事を書いていますのでよかったらご覧ください。

seishin-hitorigurashi.hatenablog.com

障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本

 

こちらはタイトルにもあるようにお金の問題を主にした経済面のことが書かれています。
親なきあととありますが知っていればすぐに活用できることもあります。
またすぐに活用できずともいつ活用できるようになるか知っておくことは損をしないためにも重要ですので一度目を通しておくと良いでしょう。

ポイント①障害者が受け取れる収入手段!

障害者が収入を得る手段の中でもおすすめな障害年金の話が最初の章に書かれています。
障害年金があるかないかで働き方や自立しやすさが大きく変わってくるので自分の人生を考えるうえでチェックしておきましょう。
また働き方に関しても就労移行支援や就労継続支援A型・B型の特徴が書かれているので就活する前に見ておくと良いですよ。

ポイント②いかに支出を抑えられるかが大事!!

収入を得る以上に大事なことが支出を抑えられるかが大事です。
ここでは自宅、賃貸アパート、グループホームといった施設などに住むことでそれぞれいくら生活費がかかるのか?
また都内と地方でどれくらいの差があるのか?
といったことが書かれています。

ポイント③様々なケーススタディから学ぼう

最後の章に5つの事例が載っています。
それぞれの事例に出てくる人の年齢、性別、障害の種類、居住形態、家族の状況、収入、支出が書かれているので自分と近いケースから何が課題でその課題をどう解決するかを知ることができて私も役立ちました。

まとめ

おすすめの本の紹介はいかがでしたでしょうか?
ネットで調べると様々な情報が出てきますが、書籍であれば障害の専門家が書いているので実話だったり信憑性のある情報になります。
こういった本を1冊手元に置いておくことをおすすめしますよ。