精神疾患になった時に考えたい!障害者手帳を取得するメリットとデメリット
精神障害者手帳のイメージは?
精神障害者手帳というと皆さんはどのような人が取得しているイメージをお持ちでしょうか?私の場合、日常生活が困難な重度の精神疾患にかかっている人が取得するイメージを持っていました。
しかし、実際は1級〜3級の等級によって分かれているので日常生活は送れている精神疾患患者でも障害者手帳を持つことができます。
今回は精神障害手帳を取得する方法とメリット・デメリットをまとめていきます。
メリット
障害者手帳を所持することで障害者枠での雇用や等級によって様々な割引が利用できます。ここでは精神障害者手帳で利用できるものを紹介していきます。
障害者雇用で就職
一般の就職とは違い、病気のことをオープンにして障害者雇用として就職することができます。職種は様々ですが事務系が比較的多めです。作業内容や勤務時間などを配慮してくれることが多いので一般の就職よりも安心して働くことができます。
障害者雇用での就職活動はハローワークや障害者向け転職サイト(atGP、パーソルチャレンジ、アビリティスタッフィングなど)があります。
転職サイトに登録した方が様々なサポートを受けられるので登録をおすすめします。
登録は障害者手帳がなくても出来ますが、求人の応募は手帳を所持していないと出来ないので、障害者雇用を考えている場合はすこしでも早く申請しておくと良いでしょう。
ちなみにどのような求人があるのか別記事紹介しています。是非ご覧ください。
seishin-hitorigurashi.hatenablog.com
所得税、住民税の減税
2級、3級の方は所得税27万円、住民税26万円の減税。
1級の方は所得税40万円、住民税30万円の減税。
携帯電話料金の値引き
割引率は携帯会社やプランによって変わりますが、おおよそ1,000円〜5,000円割引されます。詳細は各サイトをご覧ください。
施設の割引
障害者手帳を提示すると施設の入場料などが無料または割引になることは比較的有名かと思います。こちらでは無料で利用できる東京の施設を別記事で紹介しています。是非ご覧ください。
seishin-hitorigurashi.hatenablog.com
住居に関わる優遇や割引
都営住宅または市営住宅の優先抽選や収入基準違い一般よりも収入が高くても入居することができます。
www.juutakuseisaku.metro.tokyo.jp
デメリット
障害者手帳を取得してもほとんどデメリットになることはありません。
あえてデメリットを上げるとすると以下のようなことがあります。
- 手帳の更新手続きが2年に1度必要なこと
- 手帳を持っていることに偏見がある人もいること
- 生命保険の加入やローンを組むことができない場合もあること
まとめ
私の場合、うつ状態になると自責傾向が強くなり、気づかぬうちにストレスが溜まってなかなか仕事が長続きしません。アルバイトも含め10社ほど双極性障害のことはクローズのまま働きましたが2年間が最長です。
双極性障害と診断されてから10年。私の中では症状が軽い(と思いたかった)こと、親や世間の目を気にしたことから敬遠していた障害者手帳ですが、次は障害者雇用も視野に入れて探すために取得してみようと思っています。
同じように日常生活で支障や負担を感じるのなら障害者手帳の取得も選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか。