精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

何を聞かれる?障害者雇用面接での質問と回答例

就職活動をする上で避けて通れないのが面接ですね。
しかし面接で緊張してしまって言葉が出てこなくなったり、内容が矛盾したりして自分の実力を出せず不採用になってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか?
私も緊張しやすいので面接に苦手意識がありましたが、事前に質問の答えをしっかりと用意しておくことで言葉が出てこなくなることが減るようになりました。
今回は私が実際に面接を受けたときに面接官から出た質問と回答例を紹介しますので、面接を受ける際の参考にして頂ければと思います。

障害者採用特有の質問

あなたの障害について教えて下さい

障害者雇用ということで会社がまず知りたいことは障害についてですね。
病名、最初に発症したのはいつか、どういった症状か話しましょう。
大体「話せる範囲で」と前置きをしてくれるので言いづらいことは話さなくても平気ですが可能な限り話した方が会社にいろいろと対応してもらいやすいでしょう。

障害手帳を持っていますか?

障害者雇用ということで障害者手帳は必須です。
申請中の場合はいつ頃申請していつ取得予定か話しましょう。

通院の頻度はどれくらいですか?

会社側は通院のために平日に休みが必要かを知りたいので、月何回かと平日に通う必要があるかを答えると良いでしょう。

薬は飲んでいますか?薬の種類、薬の副作用はありますか?

服薬は症状を抑える方法の1つです。しかし薬の副作用で眠気が出たり体調が悪くなることが頻繁にあると就業が難しくなる場合があります。
その点を説明し、副作用が強い場合は医師と薬のことを相談すると良いかもしれません。

どんなことをきっかけに症状が出ますか?

会社としても出来るだけ症状が出ないように配慮したいと考えています。なので症状が出るきっかけをしっかりと伝えておくことで無理なく仕事ができると思います。

症状が出たとき、出そうなときの対処法はありますか?

これはリフレッシュ方法や通院回数を増やしたり薬の種類を変えたり、今まで行ってきた対処法を説明しましょう。まだ対処法が見つかってない場合はこれを機に探してみると良いですね。

会社からの配慮はどういったことが必要ですか?

時短勤務や勤務日数を調整してもらったり、ノルマや期限までの日数、作業内容など自身にストレスや負荷があまりかからないで済む働き方を提案しましょう。
会社によってその条件ができるできないがあるので、就職したあとにミスマッチがないようしっかりと条件を考えておきましょう。

障害者向けの就労者支援施設など相談できる場所に登録していますか?

障害者向けの就労移行支援は東京23区に1ヶ所以上はあるサービスです。就職後の定着支援も行われているので就職活動中に登録するのがおすすめです。

snabi.jp

時短など勤務体系の希望はありますか?フルタイムは可能ですか?

時短勤務や勤務日数を変えてもらった場合は後々フルタイムにできるかを聞かれます。
特に雇用形態が契約社員の場合はフルタイムになってもらいたい会社が多いようです。
後々フルタイムを考えているのであれば何ヶ月後にフルタイムに出来るか答えると良いですね。

一般採用共通の質問

自己紹介をお願いします

最終学歴から職歴を答えましょう。就職した企業名、業務内容、就業年数を簡潔に答えるくらいが良いでしょう。

これまでの仕事で得意なことや好きなことはありましたか?

職歴があるとたまに聞かれることがあります。
実際に自分の得意なことや好きなことが分かっている人はそのまま答えるだけです。
その際、得意と思った時や好きだと思った時のエピソードと合わせて話すと相手は想像しやすくなります。

自分の長所と短所を教えて下さい

自分の長所や短所を分析出来ている人は「長所は〇〇です」と結論を話してからエピソードを話すようにすれば大丈夫です。
長所や短所が思い浮かばない人はこちらのサイトなどを参考に考えましょう。

kenjasyukatsu.com

kenjasyukatsu.com

最後に何か質問はありますか?

面接では最後に必ず逆質問があります。
なので何か1つ以上は質問することを用意しておきましょう。
障害者雇用向けの逆質問として私の場合はこのようなことを答えています。
障害者雇用で働いている人の人数
障害者雇用で働いている人の仕事内容
・正社員登用の実績があるか
・他の人は障害のことをどこまでオープンにしているか?

一般的な逆質問はネットで調べるとたくさん出てくるのでそちらを参考にしてみましょう。

career-theory.net

まとめ

2018年4月に施行された「改正障害者雇用促進法」により労働者数45.5人につき1人の障害者を雇用する義務があるので求人も以前に比べると増えています。
しかし障害者雇用の場合でも面接で受かるにはしっかりとした準備が必要です。
しっかりと準備をして面接の数をこなしていけば多少緊張しても言葉が出てくるようになっていきます。
同時にいくつかの会社に応募することで面接にも慣れやすくそれぞれの会社を比較することができるのでオススメです。
皆さんが体調を崩さないようコントロールしつつ就職活動を進めていけることを願ってます。