精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

面接で採用されやすくなる!?持っておきたいおすすめ資格

障害者雇用で就職をする場合も一般雇用と同じように面接を受けなければなりません。
障害者雇用の倍率はそれなりに高く、他の応募者よりもアピールポイントがある方が採用される確率はグーンと上がります。
障害者雇用は事務系が多いため事務に関する資格を取っておくとわかりやすいアピールポイントになりますよ。
今回は事務の仕事で役に立つ資格の紹介と私が資格を合格した際に使った教材や勉強法をお伝えします。
採用に向けてぜひチャレンジしてみてくださいね。

どういう仕事をしている?障害者雇用の職種

障害者の雇用での職種はどんなものがあるのでしょうか?
厚生労働省が平成30年に調査した神障害者の就職状況データでは以下のようになっています。

f:id:okd1029:20200529150730p:plain

精神障害者の職業

※参考 平成30年度障害者雇用実態調査結果

このようにサービス系、事務系、販売系の職業で70%以上と大半を占めています。
そのためこれらの職種で役に立つ資格を取得することは採用に繋がりやすくなります。
もう就活を始めていて今から資格を取るのは間に合わないという人でも、その仕事に役立つ資格の勉強をしているということはやる気のアピールとなり、好印象に繋がります。

仕事の幅が広がる!?職種別役に立つ資格

事務系

f:id:okd1029:20200616235753p:plain

MOS検定

MOSとはMicrosoft Office Specialistの略称でWord、ExcelPowerpointなどOfficeソフトの様々な使い方を学べる検定です。
事務系の仕事でもっとも使われるのがExcelです。
ExcelやWordを使用したことがない人はほとんどいないと思いますが、Mosの勉強をしたことがない人は条件付き書式やcountif関数など使ったことがないのではないでしょうか?
条件に当てはまる人数の把握など事務で必要になるので知っていれば役に立ちます。
面接時にスキルチェックシートを書く場合は必ずExcelやWordの知識、実務経験をチェックする項目があり、重要視されているので勉強しておいて損はありません。

ビジネス実務マナー検定

社会人としてのマナーや知識が身に付けられる検定です。
特に事務系の仕事では応接室へのご案内や電話の取り次ぎなどお客様と最初に接する機会が多々あります。
そのためきちんとして対応ができ相手からの印象を良く見せることは会社としてのイメージアップに繋がるため会社としても求めている能力です。

日商簿記

事務といっても様々な業務内容があり、経理事務の場合は簿記の資格は必須となります。
しかし一般事務であれば必ずしも必要はありませんが会社によってはデータ入力の内容が簿記と関連することがあったりします。
私の場合、簿記は必要なかったのですが実務で毎月の経費の金額と勘定科目や取引先を入力する業務があり最初はすこし戸惑いましたが簿記の勉強をすると言葉の意味がわかって理解しながら勉強が出来ました。
また、業務に関係なくとも簿記の勉強は会社の求人票を見る際に役に立ったり、業績から経営状況を理解することができるので持っていて損はないですよ。

サービス系

f:id:okd1029:20200616235934p:plain



サービス接遇検定

サービス業をするにあたってお客様の心理の理解や応対の技術やマナーを学べる検定です。
サービス業のなかには資格や経験がなくともできる就ける仕事があると思います。
しかし接客に関するたしかな知識があるのとないのとではお客様からの評価は大きく変わってきます。
全てのサービス業に共通するおもてなしの心を学ぶことはお客様との関係性のみならず同僚との関係性もうまくいくかもしれません。
https://jitsumu-kentei.jp/SV/about/contents

ホスピタリティ検定

相手の立場に立って物事を考えたり行動することが身に付けられる検定です。
ホスピタリティとは「おもてなし」や「思いやり」といった意味になります。
おもてなしといえば2020年オリンピックのプレゼンで滝川クリステルさんが発言したことで注目された言葉でもあります。
このように世界に日本がアピールできるポイントの1つがおもてなしということなのですね。
ホスピタリティ検定の内容は顧客満足度を上げるためには何が必要か、お客様が納得してもらえるクレーム対応、こころの知能指数と言われる「EQ」についてなどです。
特に最近注目されているEQは他者の感情の理解による円滑なコミュニケーション技術や自分自身の感情のコントロールによるストレス管理など仕事をする上で役立つスキルが身に付きますよ。

販売系

f:id:okd1029:20200616235918p:plain

接客販売技能検定

お客様のニーズに応えられる知識と丁寧な接客技術が身に付けられる国家検定資格です。
レディースファッション販売、メンズファッション販売、ギフト販売と3種類があり、それぞれ3~1級まであります。
スタイリングのアドバイスや年中行事に関する知識と進物提案などそれぞれの科目についての専門知識と接客マナーを理解することでお客様からも喜ばれること間違いなし!
合格すると「販売技能士」の称号がもらえます。

リクルートマーケティング検定

マーケティングの能力を測定する検定で、マーケティングに関する重要な概念を学ぶことができます。
ターゲットとしている市場が現在どのような環境なのか、マーケティング・リサーチや戦略の考え方、製品や価格の戦略方法など様々なマーケティングの知識は現在どの分野でも必須の能力といえます。
特に販売系の仕事をするなら持っていると必ず仕事の幅も広がるでしょう。

正しい勉強法をしている?環境作りとおすすめの勉強法

学生を卒業して以来まったく勉強していないな~という人も多いのではないでしょうか?
社会人の平均勉強時間は週に4時間ほどだそうです。
しかも社会人の6割~7割は勉強していないというデータもあるので、勉強に取り組むのに腰が重い人もたくさんいるかと思います。
私も1年前までは全く勉強していなかったのですが、資格を取るために勉強するにあたってこれをすると勉強に取り組みやすいな!ということがあったので紹介したいと思います。
学ぶことで人より一歩抜き出ましょう。

ネットでスキマ時間をフル活用

現在はネットが発達し、書籍だけではなくネットでわかりやすい動画やサイトがたくさんあります。
しかもスマートフォンを使えば短いスキマ時間でもサッと取り出して勉強を行うことができますね。
勉強のコツはスキマ時間に行うということです。
通勤の電車の中、昼ごはんを食べているとき、お風呂に入っているときなどスマホを使うと様々な場面で勉強がしやすいです。
1時間まとめて勉強するよりも10~30分区切りの短い時間を積み重ねる方がひさびさに勉強をする人でもやりやすいと思いますよ。

いつでもできる準備を!環境のセッティング

f:id:okd1029:20200616233136j:plain

人は環境で変化する生き物です。
そのため自宅の中を勉強がすぐにできる環境にしてしまいましょう!
まず自分が一番良く居る場所にテキストを広げ、ペンとノートを置いておく。これだけで勉強をする頻度が確実に変わります。
私の場合はデスクにいることが多いのでデスク、それと布団の横に置いていました。
寝っ転がったときや寝る前にサッとテキストを読めるので布団やベッドの横はおすすめです!
また、脳科学の研究で寝る前に覚えたことは睡眠時に定着させることができるため理にかなっています。
起きた時に前日のことを復習できると完璧です。
ときどき自宅以外にカフェや図書館に行って気分を変えるのも良いですね。

資格のアピールの仕方

せっかく資格を取得したのなら面接で効果的にアピールするにはどうすれば良いか知っておくことは大事です。
「簿記1級を持っています!」これだけでは面接官もあまり印象を残りません。
面接官は何がもっとも見たいのか?それはあなたの性格や人柄です。
そのため次のような内容でアピールをすると伝わりやすいです。

なぜその資格を取ろうとしたのか?

わざわざ勉強してまで取る資格には取ろうと思った理由があるはずです。
例えば「事務の仕事でExcelはもっとも良く使われると事務で働いている知人から聞いたため業務で役立てるためにMosを取った」と言えば、事前に仕事について調査し努力ができると捉えることができ好印象になります。

自分の性格や人柄を絡めたエピソードを!

面接官が求めているあたなの性格や人柄について根拠のある話がしやすくなります。
例えば「毎日2時間勉強して1ヶ月で資格を取得した」といった努力の継続や「部屋の至るところに付箋で勘定科目を貼って覚えた」といった勉強の工夫などを含めて話すと面接官も納得しやすくなります。

まとめ

障害者雇用では給料のアップがなかなか見込めないのが現状です。
そのため資格手当があればぜひ取っておきたいですね!
ほかにも副業に役立てたり、仕事をステップアップさせるといったことも視野にいれて勉強を始めておくと将来の働き方が広がるかと思います。