精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

障害者雇用就活で見かける特例子会社ってどんな会社?

「特例子会社」という言葉を聞いたことありますか?
私は障害者雇用で就活をするまで聞いたことなかったのですが、聞いたことはあっても実際はどういう会社か知らない人も多いのではないでしょうか?
今回は障害者雇用で就活するうえで知っておきたい特例子会社についてお伝えしたいと思います。

特例子会社とふつうの会社の違いとは?

特例子会社とは障害者の雇用を促進するために設立された会社で障害に対する理解があり、障害者雇用実績やサポート環境も整っている会社といえます。
特例子会社を設立するためには様々な条件があり、障害者が働きやすい環境になりやすくなっています。

特例子会社に入るメリット

では実際に特例子会社に入った場合なにが良いのか気になるかを説明していきます。

同じように障害をもっている人たちが同僚にいる

特例子会社は障害者が5人以上雇っている必要があります。
従業員全体で20%の障害者がいる必要もあるので、自分だけが特別じゃないという安心感があります。

障害者雇用のノウハウがある

身体、精神、知的などの障害による特性があるのでこれまでのノウハウで適材適所の業務に就くことができます。
業務内容を単純化したりコミュニケーションを取りやすくすることで不安解消しやすくなっているところもあります。

労働環境の配慮

自分の体調を優先した働き方をさせてもらいやすいです。
例えばフルタイムでの勤務が負担な場合は短時間勤務や週4勤務にしてもらうことや定時退社など体に負担をかけないように配慮してもらえます。
電話対応や対人業務が苦手な人もいるかと思いますがそのような業務を外してもらったり減らしてもらい自分に無理なく働くケースもあります。
また、週1で上司と面談をして現状を伝えて悩みなど聞いてもらうといったこともできます。

特例子会社のメリットは?

就職する側は色々なメリットがありましたが会社の方も何かメリットがないと変ですよね?
会社にもメリットがあることを知れると遠慮せずに対等で良いんだと納得できる人もいるかと思います。
ここでは会社側のメリットを紹介していきたいと思います。

職場定着率が高まる

一般の会社ですと業務内容やレベルを他の社員と比べてしまったり、作業にやりがいを感じられなかったりして短期間で辞めてしまうことが課題になっています。
しかし周りに同じ作業をしている人がいると安心感があり長期就労に結びつきます。

設備やコストを集中させられる

障害者のある人を分散して雇用するよりも1ヶ所で雇用する方がバリアフリーなど設備を重点的に充実させやすくなりコストも削減できお互いにとって良いですね。

人事評価やスキルアップの基準を設けやすい

障害者雇用の人数が少ないとどうしても特別な感じが出てしまいますが、特定子会社の場合は業務のステップアップや評価の基準がすでに設けられています。
そのため働くモチベーションを維持しやすくなっています。

まとめ

特定子会社には通常の会社とは違ったメリットが多々あります。
そのぶん応募してくる人も多くなり倍率は高くなりがちですが、ハローワークや求人サイトで特定子会社を検索することができるので日々チェックしておきましょう。
2009年は256社だった特定子会社が2018年には486社と2倍近く増えているので今後も特定子会社は増えていくと思います。
障害があっても継続して働ける職場がもっと増えていくと良いですね。