精神障害者が障害者雇用で東京一人暮らしできるのか?ブログ

23歳の時に双極性障害を患ってから10年。一般雇用で様々な職種を経験してきましたが最長で2年ほどしか続かず。そんな訳でずっと実家暮らしでいたのですが一人暮らしをするために仕事が続けられるよう障害者雇用など様々な制度を駆使して自立を目指すことにしました。質問などありましたらできるだけ答えたいと思ってますのでコメント欄やtwitterのDMでご連絡ください。

世界三大バブルから考える仮想通貨バブル

2/17にビットコインが1ビットコイン=470万円と過去最高値を更新しました。
私も仮想通貨のCMがやり始めた2017年頃にやり始めました。
たしか当時は100万円台後半だったと思います。
投資はほぼ初めてだったのですが仮想通貨取引所coincheckのアプリが分かりやすく、スマホで簡単に使えたためすぐに慣れて取引をしていました。
のちに仮想通貨バブルと言われる時期だったので買ったら上がる状態だったんですよね。
たしか15万くらい利益出た記憶があります。
しかしそのあと仮想通貨バブルは弾けて15万くらい損失があったはず。
そんなこんなでほぼプラマイゼロで終わった仮想通貨投資体験でした。
そのときの落差は2017年12月で250万円、2018年1月で38万円とお金が1/8になったわけですね。
そこから3年経った現在2021年2月ついに500万円を突破しました。
この変動の幅は仮想通貨の未来に対する期待と否定によって動いているので本当に面白いなと思います。

ここまでこれを”投資”と書いていましたがこれは厳密には”投機”です。
投資は今後の成長を期待してお金を預けるわけですが、投機は価格の変動差を利用してお金を動かすという違いがあります。
こういった投機のバブルは過去にも色々あり、この仮想通貨バブルに似ているものとしてあげられるのが「チューリップバブル」「南海泡沫事件」「ミシシッピバブル」の世界三大バブルです。

1つ目のチューリップバブルとは1600年頃にヨーロッパで起こった世界最古の金融バブルです。
当時貴重な球根としてフランスからオランダに渡りました。
その貴重さから資産家や貴族で収集する人が出てきて高額で買取されていました。
しかもチューリップの特徴として突然変異で珍しい模様の花が咲くことがあり、珍しい模様のチューリップは更に高値で販売されていました。
どの球根が珍しい花を咲かせるのかわからなかったため、多くの人が球根を求めてるようになりました。
しかし球根の栽培量は限られているため球根の値段は高騰していきました。
家を担保に球根を購入する人もいたくらいです。
しかしこのような状態は長く続きません。
あるときあまりの価格の高さに買わなくなる人たちが出てきました。
そうするとそれまで上がっていた球根の価格がみるみる落ちていき、あっという間に価値はなくなっていきオランダ中がパニックになったそうです。

2つ目の南海泡沫事件はイギリスで起こった投機的な株価急騰ののちに大暴落を起こした事件です。
経営危機に陥っていた貿易会社である南海会社が経営回復のために苦肉の策で国民に販売した宝くじが大ヒット。
宝くじで多くのお金を手に入れました。
当時イギリス政府は多くの借金を抱えていたので南海会社は宝くじで手に入れたお金を使ってイギリス政府の借金を肩代わりすることと引き換えに南海会社の株と国債(国の借金)を交換できるようにしました。
この株と国債の交換は変動性で行われることになりました。
変動性とは
1枚100円の株=1枚100円の国債
の株の価値が変動するが国債の価値は変動しないので
株が1枚300円になれば100円の国債は3枚必要になるというものです。
そのため株を買う人が増えるほど株の価値があがり、わずか6ヶ月で10倍の1株1000円になりました。
しかしその高騰も続かずその数ヶ月後には元の価値以下になりました。

3つ目のミシシッピバブルは1700年代にフランスで起こった金融危機です。
国の財政難を回復させるために世界で初めての紙幣作り硬貨と交換できるようにしました。
当時フランスのルイ14世の悪政によって国の借金による国民の国債が増えて金銀の硬貨が足りなくなり経済がまわらなくなりかけていた時に、スコットランドからやってきた金融家のジョン・ローが国債と交換することができる世界初の紙幣を考案しました。
紙幣は硬貨と同じ価値を持っていたのですが、国の信用がどんどんなくなっていっていたため紙幣の方が硬貨より価値が高くなっていきました。
当初は所持している硬貨の価値と同じ分だけの紙幣を刷っていたのですが、政府からの圧力などから所持していた硬貨の価値以上の紙幣を刷ってしまったために、大量の紙幣を硬貨に交換しようとした人が現れた際に交換することが出来なくなり一気に信用が落ちていきました。
既存のお金である硬貨の代わりになった紙幣の価値が高騰しすぎて暴落する関係性は現在の紙幣と仮想通貨の関係性に近いものがあると思います。

このようにバブルの特徴として
①今まで無関心だった一般人が参加しはじめる
②本来の価値以上に価格が急激に上がる
③価格の上昇に根拠がない
ということが挙げられるかと思います。

このことからいま仮想通貨の購入を検討している人は価値をしっかりと吟味し購入するときの価格は適切か考えなければならないと思いました。

今からでも購入すべき!といったネットの情報も見かけますが個人的にはもうかなり遅いのかなと思ってます。